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2011年9月1日。

残暑だった。
おっちゃんの旋回行動は、朝になっても同じ状態だったが仕事に行かなくてはいけない。
妹からの「9時にはこっち出ます。」とメール。こちらには遅くとも10時には着くはず。
心配で頭が変になっていたが、いつも通り8時10分に自宅を出た。


午前中にY動物病院に連絡した。
タイミングよく、Y先生がお電話に出てくださった。
旋回行動のことをお話すると、電話口で一瞬間があった感じがした。

私「あのままでは疲れきってしまいます、何か落ち着かせるお薬はないのでしょうか。」
Y先生「まず、診察しなくてはいけないです。お薬はありますが、それを使うとそのまま眠ってしまうことも考えられます。(つまり、そのまま死んでしまう)」


Y先生も随分心配して下さったが、まず少し考えますとお返事した。

午前中 妹からのメール
あまりの変化に驚いた様だった。
体力消耗を防ぐため、おっちゃんのスペースを作り直した。と連絡
午後2時36分 妹からのメール
「随分、しっこするね。私がついた時に1つあって、それから2つ。3つ目は寝たままだ。」

【寝たまま??】

午後3時27分 妹からのメール
「昼以降、ほとんど動かない。厳しい感じがする。」
 このメールには写真が添付されていた、妹が作ってくれた寝床に横たわっているおっちゃんの姿。

【朝とは様子が全然違う・・・】

午後6時 自宅に戻ると妹が、まだおっちゃんに付いていてくれた。
「とても、このままおいて帰れなかった。今夜大変かもしれない。」
妹には感謝の気持ちで一杯です。暑い中、遅くまで看護してくれて・・・。


この後の事は、メモもなくて記憶も曖昧と言うか、断片的だ。
ただ、おっちゃんの側から離れることは出来なかった。
旋回行動は多少あったと思うけれど、前日程ではなかったような・・・。
そして、この日も私はおっちゃんと一緒に居間で寝た。
おっちゃんを座布団に寝せたり、時には膝の上に乗せたりして、いろんな事をお話した。

もしかしたら、朝までもたないかもしれないなぁ。と思いながら・・・。
この旋回行動が始まってから、ご飯はもちろん水分も殆ど取ることが出来なかったし。

明け方少しボーーっとした頭で、新聞配達のバイクの音を聞いた。
おっちゃんは、何だかとても静かだった。

2011年9月1日。_e0256212_22384065.jpg

そんなこともあったな。
by maeeam | 2011-12-14 22:45 | おっちゃん | Comments(0)
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